ロジカルクッキングとは?

So Nomiyama

SaltMateの生みの親「ロジカルクッキング」

SaltMateは「ロジカルクッキング」という科学的な調理手法をヒントに生まれました。これは料理研究家の水島弘史さんによって提唱されており、人が「おいしい」と感じる曖昧な感覚を科学的なアプローチで具体化した調理手法です。

ロジカルクッキングは「塩加減」「火加減」「毒出し」の3つの法則によって成り立っています。SaltMateはこのうちの「塩加減の法則」に着目し、設計されたアプリです。

この法則では、「人が美味しいと感じる最適な塩分は、料理の重量の0.8%である」とされています。これは人間の体液が0.8%に近いためではないか、と水島さんは推論されています。
実際に水島さんのレシピの料理を作ってみると、シンプルな味付けにもかかわらず、美味しいことはもちろん、素材本来の柔らかさや豊かな味に驚かされます。

ロジカルクッキングに興味のある方は、水島さんが出されている本を読んでみてください。

SaltMateの誕生

はじめまして。アプリ開発者のノミヤマラボの野見山と申します。

SaltMateは、水島先生のロジカルクッキングの哲学に深く感銘を受け、日常の料理にも取り入れていた私の経験から生まれました。

塩分濃度を精密に「0.8%」に保つことで、日々作る料理の味が格段に向上しました。しかし、それぞれの調味料に含まれる塩分濃度が異なるため、毎回の計算必要でこれが手間となっていました。

そこで思い立ったのが「SaltMate」。材料の重さ、目指す塩分濃度、そして使用する調味料の割合を入力するだけで、必要な調味料の量を迅速に計算してくれるアプリを開発する決意をしました。

試作アプリを私自身の日々の料理で使用し、日常的に使いやすいアプリを目指しました。さらに、今回アプリの開発にあたって、水島先生にもご協力いただき、多くのアドバイスやSaltMate専用レシピもご提供いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

SaltMateを使えば、誰でも簡単かつ正確にロジカルクッキングを楽しむことができます。このアプリが皆様の料理に新しい価値をもたらすことを心から願っています。

SaltMateの開発ストーリーが PRTIMES で紹介されています。ぜひご覧ください!

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SaltMateのしくみ

SaltMateは「材料の重さと調味料の重さの合計」が、指定された塩分濃度になるように調味料の量を計算します。調味料の組み合わせや割合いを変えても、指定された塩分濃度は変わらない。というところがこのアプリのミソです。

つまり、「ちょっと、みそ味を減らしたい」「しょうゆ味をもっと効かせたい」といった時に、料理の塩分濃度はそのままで「風味だけ」の調整が可能なのです。

前述したように、ロジカルクッキングでは「最適な塩分は料理の重量の0.8%である」とあります。正確にはこれは「出来上がった料理の重さ」に対する塩分0.8%です。

通常、加熱して調理を行うと、材料や調味料の水分が蒸発するため料理の重量は減ります。SaltMateでは「調理前の材料の重さ」を指定するため、SlatMateの画面で指定する塩分は0.8%よりも小さい値にすることをおすすめします。

しかし、素材や調理方法によって水分蒸発量は異なるため、0.6%~0.8%の範囲で指定する事をおすすめします。味の好みもありますので、何%にしていいか解らない場合は、0.6%から始めて味をみながら調節してください。

SaltMateではみりんや砂糖など、塩分を含まない調味料も組み合わせて計算可能です。しかし、塩分を基準に調味料を算出するため、塩分を全く含まない調味料だけでは計算できません。

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